2011年10月30日
ソイカ迷子日記2:バカラ、リオ
今回の大潮はなんとか乗り切ったようで、ホッとしました。
今スクムビット・ソーイ50で水が出ているようですが、川の近くだし、被害は限定されるでしょう。(されて欲しいです)
でも物不足は場所にかかわらずこれから深刻になりそうで、まだ手放しで安心はできないですが。
とりあえず合間をぬうようにして、ソイカ迷子日記の続きです。
「迷子」の意味はこの記事をご覧ください。
■バカラ
ご存知、2階ではガラス床の上で学生服の子が踊っている店です。
1階は色白の子が多かったです。
相変わらずかぶりつきでは、上を見たり、うつむいたり、前を見たりと、忙しい客ばかりでした。
(私も含めてですが)
実はこの店、2階にまだ行ったことがなかったのです。
(天国は仰ぎ見るもので、行く所ではないと思っていたし、天国への階段も見当たらなかったので)
もういってもいいかな。
給仕のおばさんに
「クンパイカンボン ダイマイ」 ขึ้นไปข้างบนได้ไหม(上あがれるの?)
と聞いたら、
「お勘定してからね」
ということでした。
行ってみたら、女の子は下よりも気安い感じがしました。
1階の女の子は舞台から見下ろしてくる体勢なので、皆偉そうに見えるのに対して、2階は視線が同じ高さなので、そう感じるのでしょう。
「同じ地平に立つ」ということの重要性を再認識しました。
2階は喫煙可なので、漂ってくるタバコの煙を逃れて、かぶりつきのソファーに座っていたら、
踊ってる子が
「眠いの?」
「うん、眠いから帰って寝る」
この会話を双方手信号だけでやりました。
我ながら上達したものです。
(タイ語の勉強にはなりませんでしたが)
■リオ
閑散としていました。
天井の鏡の世界を見上げて遊んだだけ。
ここは実は鏡じゃなくて、コヨーテを見る店だったんですね。
闇雲に行ったのが失敗でした。
次回はナナプラザです。
■わかりにくい所、ご要望がありましたら、コメントでお知らせください。
(記事末尾の小さいCommentsをクリック)
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今スクムビット・ソーイ50で水が出ているようですが、川の近くだし、被害は限定されるでしょう。(されて欲しいです)
でも物不足は場所にかかわらずこれから深刻になりそうで、まだ手放しで安心はできないですが。
とりあえず合間をぬうようにして、ソイカ迷子日記の続きです。
「迷子」の意味はこの記事をご覧ください。
■バカラ
ご存知、2階ではガラス床の上で学生服の子が踊っている店です。
1階は色白の子が多かったです。
相変わらずかぶりつきでは、上を見たり、うつむいたり、前を見たりと、忙しい客ばかりでした。
(私も含めてですが)
実はこの店、2階にまだ行ったことがなかったのです。
(天国は仰ぎ見るもので、行く所ではないと思っていたし、天国への階段も見当たらなかったので)
もういってもいいかな。
給仕のおばさんに
「クンパイカンボン ダイマイ」 ขึ้นไปข้างบนได้ไหม(上あがれるの?)
と聞いたら、
「お勘定してからね」
ということでした。
行ってみたら、女の子は下よりも気安い感じがしました。
1階の女の子は舞台から見下ろしてくる体勢なので、皆偉そうに見えるのに対して、2階は視線が同じ高さなので、そう感じるのでしょう。
「同じ地平に立つ」ということの重要性を再認識しました。
2階は喫煙可なので、漂ってくるタバコの煙を逃れて、かぶりつきのソファーに座っていたら、
踊ってる子が
「眠いの?」
「うん、眠いから帰って寝る」
この会話を双方手信号だけでやりました。
我ながら上達したものです。
(タイ語の勉強にはなりませんでしたが)
■リオ
閑散としていました。
天井の鏡の世界を見上げて遊んだだけ。
ここは実は鏡じゃなくて、コヨーテを見る店だったんですね。
闇雲に行ったのが失敗でした。
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2011年10月28日
洪水上手の手から水が漏れる
スクムビットはまだ持ちこたえているようです。
さて「地の利」、「天の利」と来たら、察しのいい人は、次は「人の利」で来るなと思っていたでしょう。
その通り。
「上手の手から水が漏れる」
といいます。
バンコクは昔から「水の都」と言われていました。
運河がどこにでもあって、運河が交通路でした。
そのあと車社会となり、運河は埋め立てられて道路になりました。
バンコクの道路で、よくソーイが直角でなくヘンに斜めになっていたり、奇数側ソーイと偶数側ソーイが十字路にならずずれていたり、ソーイの奥がズン止まりの袋小路になっていたりするのは、それは昔、川だったからなんだと思えば、腹も立ちません。
あと、お屋敷の庭が道路に対して無防備になっているのがあったら、その道路は昔川だったからです。
昔、川から舟でやってくる豪勢な泥棒はいなかったのでしょう。
洪水は日常茶飯事でしたが、水は出ても、家の前の運河がすぐに排水してくれた筈です。
滄海変じて桑田となり、あれほどあった運河は数えるほどになりました。
あふれた水を流してくれる運河はもはやありません。
洪水上手だった筈のバンコク人は、舟を捨てて車に乗り換えた時、水と共存する生活を水に流してしまったかのようです。
バンコクの道路にあふれた水は、もしかしたら水の記憶が、昔日の水の都を懐かしんでいるのかも知れません。
というわけで、今日もソイカ迷子日記の続きはお休みです。
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2011年10月27日
ソイカ・ナナの地の利
今週末はタイ湾の大潮となるそうで、バンコクの洪水はどうなるのか、日本にいながら戦々恐々としています。
前回は精神主義で「ソイカ・ナナ死守」を叫びましたが、果たして現実味はあるのかどうか、今日は冷静になって分析してみました。
まず地の利はあるのかどうか、こちらをご覧ください。
「バンコク都排水・下水局」のバンコク高低図です。
拡大してよく見ると、スクムビット通りは殆ど緑がかっているので、海抜1m未満ということです。ソイカとナナは下から2番目の低地です。
周りで水が出れば、2番目に水が集まるという、かなり不利な位置です。
ちなみに、この地図でチャオプラヤー川沿岸の方が高くなっているのは、地理で習った自然堤防です。それでいくと、スクムビット付近は後背湿地に当たります。
スクムビットはポンプ排水があることはあるようですが、「水害で電源喪失」の例があるので安心できないし、今回は排水先の運河も水が一杯なので、もしかしたら捨てた水が回りまわって戻ってくるだけかもしれません。
これで、残念ですが地の利は我が方にないとわかりました。
地の利がないなら、あとは天の利です。
これ以上雨が降らないこと、バンコクに集中豪雨が来ないこと、強烈な日差しで少しでも水が蒸発することを願ってやみません。
というわけで、今日もソイカ迷子日記の続きはお休みです。
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2011年10月26日
ソイカ・ナナ死守
いよいよドンムアン空港も洪水で水びたしとなりました。
スワンナプーム空港はまだ大丈夫そうですが、スタッフの出勤が妨げられたら、機能低下は避けられません。
タイ政府もバンコク全面防衛を放棄して、拠点防衛に切り替えました。
いよいよバンコクも危ないということですね。
わかりました。
政府がそうなら、こっちもそれに合わせて、態度を切り替えます。
拠点防衛ということは、国にとって大事な処から、優先度の順に守るわけですね。
あんなところとか、こんなところとか。
それではこっちも優先度をつけてもいいですよね。
まずソイカとナナだけは水が来ないでほしいです。
もし水が来たら女の子の商売あがったりですから。
バンコクに水が入ると、客足もだんだん落ちてくるかと思われます。
今タイにいる方、いつもより濃い目の夜遊びをお願いします。
この埋め合わせは必ずしますから。
というわけで、今日もソイカ迷子日記の続きはお休みです。
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スワンナプーム空港はまだ大丈夫そうですが、スタッフの出勤が妨げられたら、機能低下は避けられません。
タイ政府もバンコク全面防衛を放棄して、拠点防衛に切り替えました。
いよいよバンコクも危ないということですね。
わかりました。
政府がそうなら、こっちもそれに合わせて、態度を切り替えます。
拠点防衛ということは、国にとって大事な処から、優先度の順に守るわけですね。
あんなところとか、こんなところとか。
それではこっちも優先度をつけてもいいですよね。
まずソイカとナナだけは水が来ないでほしいです。
もし水が来たら女の子の商売あがったりですから。
バンコクに水が入ると、客足もだんだん落ちてくるかと思われます。
今タイにいる方、いつもより濃い目の夜遊びをお願いします。
この埋め合わせは必ずしますから。
というわけで、今日もソイカ迷子日記の続きはお休みです。
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2011年10月25日
GOGO娘洪水対策
日本から今固唾を飲んでタイを見守っています。
バンコクはひたひたと洪水が押し寄せ、日本からは風前の灯のように見えていますが、実際のところはどうなんでしょうか。
洪水のバンコク上陸?がささやかれ始めた頃はまだタイにいました。
洪水を心配しているかどうか、GOGOの子にことあるごとに聞いてみましたが、深刻な答はまったくありませんでした。
共通した反応を一言でいえば、
「ケ・セラ・セラ、なるようになる」(古い歌ですが)
でした。
「食料なくなったらどうするの」
「少しづつ食いつなげば、ダイエットになっていい」
「停電になるとお湯わかせないから、ママー(=インスタントラーメン)も食べられないよ」
「かじって食べるからいい」
「どこにも行けなくなったらどうするの」
「ずっとねてる。ねてればお腹もあんまり空かないし」
「…」
「少しくらい心配しろよ、自分のことだろ」と言いたくなるくらい、脳天気な皆さんでした。
こういうところがタイ人の良さではありますが…。
バンコクも各地で水が出てきたようですが、きっとなんとか乗り切ってくれるだろうと、半分心配、半分安心しながら見守っています。
というわけで、ソイカ迷子日記の続きはしばらくお休みです。
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2011年10月23日
ソイカ迷子日記1
今回行った店の様子と感想をお伝えしていきます。
まずはソイカウボーイから。
ソイカで困惑するのは、店を出て「次どこ行くかな」となったとき。
ナナプラザならとにかく歩き出せばいいけど、ソイカは、
(1)隣に行く (2)向こう岸に渡る (3)流す
の3択問題となるので、一瞬路頭で迷うこととなります。
こういうときに呼び込みが顔色を読んで、袖を引いてくれれば、悩まなくてすむので楽なんですけどね。
カモに見えないのか、いつも殆ど無視です。
■ティーラック
健康的な青の照明は相変わらず。
古顔が何人も健在だったので安心しました。
これも古顔の、オバQに似ている給仕のおばさんが
「ハウアーユー」
と挨拶してくれたので、気を良くしてドリンクをおごりました。
赤の150番のダンサーが目立つ踊りをしていました。
100Bチップを用意して待っていたのに、なかなかこっちに来ないで、とうとう舞台を降りていってしまいました。
次の「フロア」を待つ時間の余裕はなかったので、追いかけていって渡しました。
行き掛けの駄賃に、背中の汗を指で拭いとらせていただきました。
■デジャブ
例の両側挟み撃ちタカリ攻撃は健在でした。
前回は呼び込みの子でしたが、今回は踊り子2人。
ドリンクはあげませんでしたが、それでもあきらめない根性と、めげずに話を盛り上げてくれたのと、かわいかったので、20Bずつチップをあげました。
■シャーク
揺れてる水草の中に、棒杭が数本立って、おしゃべりしていました。
■スージーウォン
ハッピーアワー全品75B。
ここも水草と棒杭だけでした。
トイレ入って左側の朝顔は、ティーラックのように、用を足しながら舞台が見えることを発見しました。
まだ続きます。
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2011年10月21日
ショーダンサーそっくり疑惑解決篇
バンコクに洪水が来る前に逃げ出した格好になりましたが、タイで暮らす皆さん、心配しています。
なんとかして乗り切ってください。
さて前回の続きです。
ショーダンサーのそっくり疑惑を解明するため、ビルボード側のそっくりさんに反面調査に行きました。
ショーはもう始まっていたので、
「あの子呼んでね」
と指名して、ショーを見ながら待ちます。
もし本当に同一人物だったらどうしよう、お互いに気まずいかなあと、あらぬ妄想をしながら待ちました。
ショーの一幕が終わって、やって来た子は、
なんと!
他人の空似でした。
(な~んだ)
名前も違うし、歳も24、25と、1歳違い。
髪型が同じで、化粧の仕方もショーダンサー仕様の長いつけまつげだから、夜目遠目、おまけに目の悪い私なので、同一人物に見えたというのが真相です。
(な~んだ)
―さっきのは私のつぶやき、今のは読者のつぶやきです。(多分)
でも別人だとわかってよかったのは、お気に入りがいっぺんに二人もできたこと。
両方好みのタイプですから。
でも似ているから、名前を取り違えないようにしないとね。
ぜいたくな悩みのタネができました。
今回、ショーダンサー2人を連日のように呼んで話をしました。
それも根掘り葉掘り聞きました。
高いドリンク代なので、元を取らないと損ですから。
(肝心のドリンク代ですが、あこがれのショーダンサーと話ができただけで舞い上がってしまい、いくらだったか覚えていません。ビルボードはテキーラコーラだったことは、かすかに覚えています)
ついでなので、聞いた内容をここだけの話として、暴露します。
まず、2人ともバンコクかその近郊の出身で、大卒でした。(一人はパフォーマンス学履修)
どうやらここで、踊り子組、コヨーテ組との線が引かれているようです。
それは自分たちでも意識しているらしく、はじめに田舎っぺ丸出しで
「ペン コヨーティ ループラーオ」(コヨーテなの?)
と聞いてみたら、
「マイチャイ コヨーティ!」
ものすごい勢いで否定されました。
「あっそう、じゃあコヨーテとどう違うの」
「コヨーテは練習しないけど、あたしたちは練習するから」
なるほど、そこがあの自信に満ちた態度になってあらわれているんだね。
でも話をしてみると、決してツンツンしているわけでもなく、いやがらずにオジサンの話し相手になってくれました。
(内心はどうだったかわかりませんが)
もしかしたら、思っていることを顔に出さない接客の訓練も受けているのかもしれません。
(そんなことないか)
ためしに電話番号を聞いてみたら、一応わけを聞かれましたが、教えてくれました。
他にも色々聞き出しました。
基本給は2万B。一店だけで、掛け持ちはしないこと。
ダンスの基礎は、一人は某バンコク大学で、もう一人は子供のころから好きでやっていたこと。
ショーは専属の振付け師(=クルー ครู)がいて、2日間集中練習すること。
クルーは女性またはカトゥーイで、毎晩来ていること。
衣装はスタイリストが用意してくれて、クリーニングもやってくれるので、自己負担はないこと。
ドリンクのバックは50Bと言うので、
「じゃあドリンクおごるのとチップ50Bあげるのと、どっちがいい?」
「ドリンクがいい!」
「どうして」
「お客に呼ばれてドリンクがないと、店におこられるの」
たしかにチップをあげるだけでは、店の儲けがないですからね。
ショーを見てると、ダンサーは踊りの世界に没頭して、周りは見てないように見えますが、
実は客席をまんべんなく見ているそうです。
次の日行ったら、踊りながら私を見つけたらしく(こっちに視線は来なかったのに)、一幕終わったら脇目もふらず席に来てくれました。
もっともお目当ては私ではなく、ドリンクの方である可能性の方が限りなく高いと思います。
でも1回話をしただけで覚えていてくれたので、それだけでもう舞い上がりそうに嬉しいです。限りなく高くても低くても、何でもいいです。
踊り子、コヨーテ、ショーダンサーと3つの組があって、別にどの組が優れているというわけでもないですが(それぞれ一長一短があるし)、三者三様の長所を生かして、全体で盛り上げてくれる。
しばらく留守にしているうちに、時代は大きく変わっていました。
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さて前回の続きです。
ショーダンサーのそっくり疑惑を解明するため、ビルボード側のそっくりさんに反面調査に行きました。
ショーはもう始まっていたので、
「あの子呼んでね」
と指名して、ショーを見ながら待ちます。
もし本当に同一人物だったらどうしよう、お互いに気まずいかなあと、あらぬ妄想をしながら待ちました。
ショーの一幕が終わって、やって来た子は、
なんと!
他人の空似でした。
(な~んだ)
名前も違うし、歳も24、25と、1歳違い。
髪型が同じで、化粧の仕方もショーダンサー仕様の長いつけまつげだから、夜目遠目、おまけに目の悪い私なので、同一人物に見えたというのが真相です。
(な~んだ)
―さっきのは私のつぶやき、今のは読者のつぶやきです。(多分)
でも別人だとわかってよかったのは、お気に入りがいっぺんに二人もできたこと。
両方好みのタイプですから。
でも似ているから、名前を取り違えないようにしないとね。
ぜいたくな悩みのタネができました。
今回、ショーダンサー2人を連日のように呼んで話をしました。
それも根掘り葉掘り聞きました。
高いドリンク代なので、元を取らないと損ですから。
(肝心のドリンク代ですが、あこがれのショーダンサーと話ができただけで舞い上がってしまい、いくらだったか覚えていません。ビルボードはテキーラコーラだったことは、かすかに覚えています)
ついでなので、聞いた内容をここだけの話として、暴露します。
まず、2人ともバンコクかその近郊の出身で、大卒でした。(一人はパフォーマンス学履修)
どうやらここで、踊り子組、コヨーテ組との線が引かれているようです。
それは自分たちでも意識しているらしく、はじめに田舎っぺ丸出しで
「ペン コヨーティ ループラーオ」(コヨーテなの?)
と聞いてみたら、
「マイチャイ コヨーティ!」
ものすごい勢いで否定されました。
「あっそう、じゃあコヨーテとどう違うの」
「コヨーテは練習しないけど、あたしたちは練習するから」
なるほど、そこがあの自信に満ちた態度になってあらわれているんだね。
でも話をしてみると、決してツンツンしているわけでもなく、いやがらずにオジサンの話し相手になってくれました。
(内心はどうだったかわかりませんが)
もしかしたら、思っていることを顔に出さない接客の訓練も受けているのかもしれません。
(そんなことないか)
ためしに電話番号を聞いてみたら、一応わけを聞かれましたが、教えてくれました。
他にも色々聞き出しました。
基本給は2万B。一店だけで、掛け持ちはしないこと。
ダンスの基礎は、一人は某バンコク大学で、もう一人は子供のころから好きでやっていたこと。
ショーは専属の振付け師(=クルー ครู)がいて、2日間集中練習すること。
クルーは女性またはカトゥーイで、毎晩来ていること。
衣装はスタイリストが用意してくれて、クリーニングもやってくれるので、自己負担はないこと。
ドリンクのバックは50Bと言うので、
「じゃあドリンクおごるのとチップ50Bあげるのと、どっちがいい?」
「ドリンクがいい!」
「どうして」
「お客に呼ばれてドリンクがないと、店におこられるの」
たしかにチップをあげるだけでは、店の儲けがないですからね。
ショーを見てると、ダンサーは踊りの世界に没頭して、周りは見てないように見えますが、
実は客席をまんべんなく見ているそうです。
次の日行ったら、踊りながら私を見つけたらしく(こっちに視線は来なかったのに)、一幕終わったら脇目もふらず席に来てくれました。
もっともお目当ては私ではなく、ドリンクの方である可能性の方が限りなく高いと思います。
でも1回話をしただけで覚えていてくれたので、それだけでもう舞い上がりそうに嬉しいです。限りなく高くても低くても、何でもいいです。
踊り子、コヨーテ、ショーダンサーと3つの組があって、別にどの組が優れているというわけでもないですが(それぞれ一長一短があるし)、三者三様の長所を生かして、全体で盛り上げてくれる。
しばらく留守にしているうちに、時代は大きく変わっていました。
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2011年10月18日
ナナプラ、ショーダンサーに興奮
タイから帰りましたので、ブログを再開します。
5ヶ月ぶりの訪タイでしたので、夜の街も大きく変わっていました。
やめた子、新しい子、踊り子から給仕になった子、新しい店、改装した店、等々。
面白い話も山ほどできましたので、またお伝えしていきます。
まずは旬の情報から。
ジャンメダイさんとあ~いさんのブログでも紹介されていた、ナナプラザ3階のラスベガスとビルボードのショーを見に行きました。
紹介記事はこちら↓
ジャンメダイさんの記事 (7月3日)
あ~いさんの記事 (9月30日)
以前は廃墟があって、お化けの出そうなナナプラ3階左翼側でしたが、ラスベガスが開店したおかげで、すっかり明るい夜道になり、安心して歩けるようになりました。(写真)
ショーはラスベガスもビルボードも10時頃開始でした。
ひと通り見て、ダンサーもショーの内容もかなり洗練されているので、ショー専門のプロ集団だなと直感しました。
演目で気に入ったのは、ラスベガスでは、同一の体型の子が二人、女王様マスクをかぶって、まったく同じ踊りをするもの。
見ているうちに、鏡を見ているのではないかという幻想にひきずりこまれます。
ビルボードでは、兵隊帽をかぶった子たちが新兵訓練を模した踊りをするもの。
レズの男役のような、妖しいような可愛いような雰囲気があります。
色っぽい動きもありますが、腕立て伏せをモロにやらせるのは、ちょっとやりすぎかも。
このショーダンサーたち、体の造形からして違うし、出番を待つときの歩き方や佇まいが、何ともいえない風格に満ち溢れています。やはりプロです。
(ラスベガスでは、出番待ちのダンサーの席が入り口近くに作ってあるので、よくわかります。入って左側の席に座ると、目の前をダンサーが悠然と歩いて行きます)
踊り子組でもない、コヨーテ組でもない、第3の組の子を見るのははじめてなので、興奮しました。
(コヨーテとショーダンサーとの違いは、あとでショーダンサーを呼んで根掘り葉掘り聞いたときにわかりました。この話は後日します)
ところで誰もが知りたい疑問だと思うのですが、ショーダンサーはPBできるのでしょうか。
興奮したまま、ラスベガスで、まずママさんに聞いてみました。
ショーダンサーはタイ語で「デックチョー」เด็กโช です。
「デックチョーニヤ、PBダイマイ」(ショーダンサーはPBできるの)
「マイダーイ」(できない)
つれない返事。
でも諦めきれないので、愛想のいい給仕の子が来たときにもう一度聞いてみると、パパさんに聞きに行ってくれました。
(丸顔のマネージャー風の男性です。顔に似合わず、かなり気合を入れて女の子を仕切っています)
結果は、やはり諦めないでよかったです。
パパさんの話だと、ダンサーによってできる子とできない子があって、できる子はPB代800バーツ。でもショーがあるので、閉店まで待たないといけない。
関門が2つあるということです。
それに、「できる子」であっても簡単にはOKしないと思います(PBをです)。手練手管が必要でしょう。
全体としてハードルは高いです。
してみると、さっきのママさんのつれない返事はきっと、
「アンタにはムリ」
という意味だったんですね。
たしかに私はお話と腕のおさわりだけで、それ以上は許していただけませんでした。
でも負け惜しみかも知れないですが、閉店まで待つ体力もないですから。
PBの件はそれで解決しましたが、もう一つ疑問がありました。
両方の店でショーを見比べていると、ダンサーたちは身長の違いはあっても引き締まった体型は皆同じようなものだし、髪型も顔もそっくりの子が両方にいました。
もしかして、同じチームが掛け持ちしているのではないか。
そこでまず、ラスベガスでそっくりさんの片方を呼んで聞いてみました。
「ビルボードでも踊ってるの」
「ううん、ここだけ」
「でもさっきビルボードのショーで君そっくりの子が踊っていたけど」
「ええ~??ここだけよ」
もしかして、隣合ってる店だから奥でつながっていて、一つの店だと騙されて、実は2つの店で踊らされているという可能性も捨て切れません。
その疑惑をはらす質問がこれです。
「この店は舞台いくつあるの」
「ひとつだけ」
これで二重労働疑惑ははれましたが、それにしてもそっくりなので、次の日、ビルボード側のそっくりさんに反面調査に行きました。
そこでようやく判明した真相は次回で。
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