2011年06月25日
タイ語できない方が

タイ語ができると、女の子との意志の疎通がツーカーになる反面、失う代償もあります。
何事もプラスの面とマイナスの面があるものです。
タイ語ができて失ったものといえば、聞こえなくてもいい話まで聞こえてしまうので、華やかな遊び場の裏側が見えてしまうこと。
現実を忘れたくて遊びに来たのに、現実に引き戻されて、興ざめになることもあります。
タイ語できるからといって、いいことばかりではないです。
これでも苦労しているんですよ。
夢をこわしたくないので生々しい話はしませんが、これくらいならいいだろうというギリギリの話を一つだけ。
GOGOバーで、女の子同士が病院に検査に行く話をしていました。
何の検査かは聞き取れませんでしたが、おそらく職業病の検査でしょう。
面白そうだったので聞かせてもらいました。
(意識的に聞くときは、必ず「耳」を乗り出して、「聞かせてね」という意志表示をして、暗黙の了解を得るようにしています)
A子「来週あたし◯◯の病院に検査に行くんだ」
B子「じゃあ検査結果をあたしにも貰ってきて」
A子「いいよ」
(検査に行く日は出勤扱いになるので、これ一枚あればいろいろ便利に使えるようです)
(店として検査してるからといって、替え玉受検があるから安心できないことが、これでわかりましたよね)
ここで、「他人の検査結果は名前が違うだろうが」という、当然至極の疑問がわきます。そこをツッコんでみました。
ニ「チューマイトロン、タムダイヤンガイ」

(名前が違うのに、どうするんだよ)
A子「名前は空欄にしてくれるから、自分で書くの」
ニ「チャラートナー」

(頭いいなあ)
A子「あたしたち、少ない休みで働いて疲れて、苦労してるのよ。これ位、いいでショ!」
仰せのとおりでございます。
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2011年06月22日
個室で食べる特上レバー กินตับ

(ボタンを「カリック」(คลิก) すると会話が丸ごと聞けます)
「レバーを食べる」というタイ語のスラング、知っている人は知っていますよね。
知らない人は、あ~いさんのブログで勉強して下さい。
(あ~いさんのブログは休止中なので、意味はこちら)
この言葉を知ったので、次の訪タイの楽しみが一つ増えました。
女の子に
「パイキンタップマイ」

と言ったらどんな反応が返ってくるかです。
いきなり言うと語弊があるので(それもそれで楽しいですが)、そこはちゃんと手順を踏むので、ご心配なく。
と思っていたら、あ~いさんによると、自分から先に言う子もいるようです。
なんとまあ…、
はしたないというか、逆攻撃というか。
言葉の攻撃には、言葉でお仕置きするしかないでしょう。
「キンタップ ベープナイ」

(どんなレバー?)
「タップユーナイ、コードゥーノイスィ」

ตับอยู่ไหน ขอดูหน่อยซิ
(レバーどこ、ちょっと見せて)
「アロイマイ」 อร่อยไหม (おいしいの)
「アロイ ケーナイ」

「ラップローンマイ」

「ター マイアロイ、タムガイ」

(おいしくなかったら、どうする?)
「ター マイアロイ、フリーダイマイ」

(おいしくなかったら、タダでいいの?)
もうこのくらいでいいでしょう。
かわいい子をあまりいじめないように。
2011年06月18日
あなたタイ人?と言われた คนไทยมั้ย

(新機能!全文音声化→ボタンを「カリック」(คลิก) すると会話が丸ごと聞けます)
こんな私でも、GOGOバーでタイ語を話したら、タイ人と間違われたことがあります。
その頃はまだゴーゴーバー初心者で、竜宮城の浦島太郎もかくやとばかりに、見る物聞く物すべて面白く、店に入ったら必ず一人女の子を呼んで話をするのが楽しみでした。
その日も乙姫様をはべらせて、いつものようにタイ語で話しかけたら、いきなり
「コンタイマイ」

(タイ人なの?)
と言われました。
まだ初心者で余裕もなかったし、生まれてはじめての想定外の体験(=タイ人と間違われたこと)だったので動転しました。年甲斐もなくムキになって、
「コンタイカオマーマイダイ、チャイマイ?」

คนไทยเข้ามาไม่ได้ ใช่ไหม
(タイ人は入っちゃいけない筈だろ!)
と言い返してしまいました。
(とあるブログで、タイ人は外国人向けゴーゴーバーには入れないと聞いていたので)
私のタイ語は前回でさらしたように、かなりなまっています。(タイ人の保証付きです)
こんなヘタなタイ語なのになぜタイ人と間違われたのか、ずっと疑問でした。
これは、イサーンの子たちに付き合ってもらううち、ようやくわかってきました。
タイ語とイサーン語、ほとんど別の言葉です。
ようやくタイ人同士の会話は、何のことを話しているのか位はわかるようになりましたが、イサーン人同士の会話は難しいですね。
勉強だと思って、イサーン子同士がしゃべるときには必ず聞かしてもらうのですが、あれよあれよと聞いてるうちに、聞き取れた単語は文末の「ダー」「ダー」 เด้อ(=です)だけだったということもあります。例えばこんな感じ→

話を終わった子が勝ち誇ったようにこっちを見て、
[ファングフーボ?]

(聞き取れたべ?)(=どうだ参ったか)
と追い打ちをかけてきても、太刀打ちできません。
(見てろよ、そのうち全部聞き取れるようになってやるからな)
つい脱線しましたが、逆にイサーン人から見るとタイ語は外国語のようなもの。テレビや小中学校でタイ語を聞いて育っても、実地で使うのはバンコクに出てきてからでしょう。
言葉の違いで、しばらく無口になる子もいると聞きます。
バンコクのタイ語に慣れるまでは、外国人のタイ語の発音が少々ヘンでも、実地のタイ語はこんなものだと思うのではないか。
そう考えれば、あの若い踊り子の勘違いも理解できます。おそらくバンコクに出てきたばかりだったのでしょう。(そんなことも知らず、不粋なことを言ってごめんね)
今なら、もうベテランのなりかけだから、余裕たっぷり、きっとこういう会話になるでしょう。
「コンタイマイ」 คนไทยมั้ย
「カップ ホアチャイ コンタイ」

(そうだよ。心はタイ人)
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2011年06月15日
タイ語ヘタと言われた พูดไม่ชัด

(新機能!全文音声化→ボタンを「カリック」(คลิก) すると会話が丸ごと聞けます)
えらそうにブログで講釈たれていますが、実は私、タイ語ヘタなんです。
謙遜ではなく、実際にタイ人に言われました。それもつい最近、2人に。
今日はその話をします。
1人目:
タイ人に電話したら家の人が出たので、取次を頼みました。
「コープートカップクンアピシット ダイマイカップ」

ขอพูดกับคุณอภิสิทธิ์ได้ไหมครับ
(アピシットさん(仮名)をお願いします)
「サクルーナカー」

(少々お待ちください)
ここまではすんなりいったので、自信満々でした。
ところが当人を呼んでる声が途切れ途切れに聞こえてきて、その中で、
[…トーラサップ…プートマイチャット …]

(チャット=はっきり)
というのだけはっきり聞こえました。
(こういう悪口は、いくら遠くても不思議によく聞こえるんですよね)
2人目:
あの秘密の「お鍋」を教えてくれたネイティブの先生には、面と向かって、
「お前のタイ語の発音はひどいなまりだ。正しい発音にはほど遠い」(≒見込みがない)
と、はっきり言われています。
(タダで教えてくれる先生なので、お世辞は決して言ってくれませんから)
でもいいんです。英語にもアメリカなまりやインドなまりがあるのだから、タイ語にも日本なまりがあって当然です。何も恥ずかしいことはないです。迷惑にならない程度に、胸を張ってしゃべることにしています。
と、いくら言ってもヘタに変わりはないのですが、なぜ今日はわざわざ恥部をさらしたのかというと、実は次回自慢話をしますので、これだけ卑下しておけば許されるだろうという、淡い伏線でした。
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2011年06月08日
うまい手口に敬服 สาวฉลาด

(下線つきの単語を「カリック」(คลิก) すると発音が聞けます)
前回、お気に入りに送金する話をしたら、タイ語のコメントをいただきました。
こういう子もいるというタイ側からの貴重な情報でしたので、ここにあらためて公開します。
情報を寄せてくれた方は多分この人です。
(タイ語の口調から判断しました)
早い話が、最初は月5000バーツのように抵抗なくできる低額の送金をお願いして、段々値上げしていけば断りにくいだろうという、男の心理を熟知した手口です。
例のゆでカエルの話と同じですね。
いきなりウン万バーツはムリでも、低額からはじめれば、いつかは目標に到達できるのでしょう。
それにしても、こういう長期計画を立てて実行できる子がタイにもいるんですねえ。
その洞察力とアイデアと忍耐力に敬服しました。
もしかしたら、銀行に毎月しっかり積立貯金でもしている人でしょうか。
ゆでカエルさんも、最初はいい湯加減で気持いいと思いますが、あとがこわそうですね。
その覚悟があれば、何をか言わんやですが。
ところで例のコメントの中では、「援助」という意味で เลี้ยง [liang] を使っています。
(เลี้ยงได้ไหม [liang dai mai] で「援助できる?」です)
―これこれ、こういうのが知りたかったんですよ。
(だから送金話を手ぐすね引いて待っているのに、なかなか来ないし)
話を戻すと、เลี้ยง [liang]は「おごる」と「養う」と2つ意味がありますが、この場合は「養う」の方でしょうか。
だとすると頼まれた方は責任重大ですよね。扶養家族?が増えるわけですから。
でももしかしたら、頼む方は「お酒おごってぇ」感覚の軽い気持ちかもしれないです。
許容範囲の広い語なので、自分に都合よく解釈しても許されるでしょう。
カエルにそんな自由はない?
ああそうですか。
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2011年06月04日
送金依頼が来たら ส่งเงินมาได้ไหม

お気に入りに毎月ウン万バーツ海外送金している話をよく聞きます。
ジャンメダイさんの近頃の記事にも出ています。
(相談する方もされる方も苦労されているようです。結婚と同じで、少しでも迷いがあれば、ひとまず体をかわすことをおすすめします)
私は私で、送金話が来ないかなあ、タイ語で何と言ってくるのかなあと、手ぐすね引いて待っているのですが、なかなか来ないです。
「こいつは金もってなさそうだから、言うだけ損だ」
と思われてるのか、それとも、広く浅く耕すのが私の主義なのでその機会がないだけなのか。
それはともかく、タイ語でお金の話をするなら多分こうなるだろうという、以下は想像の世界です。
女)[song ngən maa dai mai. dɯan la 3 mɯɯn] 「ソングガンマー ダイマイ。ドゥアンラ3ムーン」
ส่งเงินมาได้ไหม เดือนละ3หมื่น
(お金送ってくれる?毎月3万バーツ)
男)[man maak kəən pai. mɯɯn haa dai mai] 「マンマーククーンパイ。ムーンハーダイマイ」
มันมากเกินไป หมื่น5ได้ไหม
(それは多すぎるな。1万5千でいい?)
女)[dai khaa. naa rak] 「ダイカァ。ナーラック」
ได้ค่า น่ารัก
(いいわよ、いい人ね)
言葉と裏腹に、簡単にやられてしまいました。
解説:最後のナーラックは、この場合「容貌がかわいい」ではなく「気前がいい」という意味です。
-------
■前回のアンケートの結果は、今後の方向を決める上でかなり参考になりました。
想定外だったのは、「H度」の回答に「興味ない」が7人もおられたこと。
この選択肢は、お遊びで入れただけなんですけど…。
お遊びにはお遊びで答えたお洒落な方ですか、それともお寺(タイのですよ)の関係者ですか。
それ以外の方はぜひコメントで教えてください。誰にも言いませんので。
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2011年06月01日
何でタイ語できるのさ

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夜の街でタイ語を話すと、必ず聞かれるのが、
[thammai phuud thai dai] ทำไมพูดไทยได้
(なんでタイ語できるのさ)
初心者の頃は律儀に答えていました。
「昔タイにいて、タノンYYのソイNNに住んで、ああしてこうして…」
同じ話を一日に何回もしていたら、これだけは流暢に話せるようになりました。
ある日、場末のバービアで、オバネエさんにいつも通りの文句をスラスラ唱えたら、信じてもらえなかったことがあります。
「なんでだよ」
と聞いても、オバネエさん鼻をくくったように
[mai chua] ไม่เชื่อ(信じない)
と言うだけ。
もしかしたら、こう思われたのかもしれません。
(こいつ、タイにずっと住んでるくせに、昔いたとウソ言ってるんじゃないか。怪しいな。何かウラがあるのかも)
真意はわかりませんが、きっと何か考えすぎたのでしょう。
もしかしたら、何も知らない小娘の頃、日本人に手ひどい仕打ちを受けたので、それ以来日本人が信じられなくなったとか…。
お前も考えすぎだと言われる前に話を戻すと―
ともかく、本当のことを言ってヘンに勘ぐられるのも心外なので、それ以来、本当のことを言うのはやめにしました。
それによく考えると、本当のことを言っても、面白くもなんともないですからね。
今はなんと答えてるかというと、
[dai nitdiao] 「ダイ ニッディアオ」 ได้นิดเดียว (少しできるだけだよ)
[yang chai mai dai] ยังใช้ไม่ได้ (まだ使えねえよ)
がっぷり組み合うのではなく、軽くいなす手口です。
この方が相手にも、
[dai maak] ได้มาก (上手よォ)
と突っ込んで来る余地を与えるし、以後和気あいあいと進行できるので、よっぽどましです。
しつこく追求してくるヤツには、トドメの一発も用意してあります。
[jiip phuusaao suai yang chao koo mai pen]
「チーププーサオスーワイ ヤンチャオ コーマイペン」
จีบผู้สาวสวยอย่างเจ้าก็ไม่เป็น
(おめえのような美人を口説くこともできないんだよ!)
(jiip=口説く;phuusaao=女(イサーン語);chao=君(イサーン語))
こういう受け答えができるようになって、タイ語力も人間も一皮むけた気がします。
あの日のバービアのオバネエさん、ありがとう。
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